メインシンポジウム2の紹介

 

大会2日目に行われるメインシンポジウム2をご紹介させていただきます。

今大会副実行委員長の私が座長の1翼を担当させていただきます。

 

大会副実行委員長 黒岩巌志(萌気園浦佐診療所院長)

メインシンポジウム2 日時:9月17日(日) 13:10〜15:30「我がまちの地域包括ケアシステム」

座長:

北澤 彰浩(佐久総合病院診療部長)
黒岩 巌志(萌気園浦佐診療所院長)

 

超少子高齢化社会に向けて、全国各地で地域包括ケアシステムの構築が進められています。各地域に合った方法で、関係者が理念を共有し、まちづくりと合わせて進める必要があります。大切なのは多職種連携だけではなく、専門職と住民との密な連携、そして両者の相互理解です。本シンポジウムでは、各地で先駆的に地域包括システム構築に尽力されておられる 4 名の方々に、実践されていること、工夫、その地域ならではの困難や課題、展望などをお話しいただきます。

岐阜県白川町白川病院理事長の野尻眞先生は、20 年以上前から先駆的に保険・医療・福祉・健康・生活そして地域創成をキーワードに、総合・包括的に「しらとぴあ(白川の理想郷)」を目指して現在まで長年地域のために腐心され現在も地域づくりに尽力されております。

 

 

名古屋市医師会昭和区在宅医療・介護連携支援センターの高野雅子さんは、地域の医療・介護・福祉の相談員として大都市名古屋での地域包括ケア構築にご尽力されております。新潟県長岡市出身です。

 

 

魚沼市立小出病院院長の布施克也先生は、住民が学ぶ、学生・研修医が学ぶ、専門多職種が学ぶ、の三本柱で IPE(多職種教育)を実践されています。また、在宅医の負担軽減目的に「看取り隊」と称した医師グループを立ち上げ、主治医不在時に副主治医が看取るシステムを構築されました。

 

 

島根県雲南市矢田明子さんは、地域の中に入り込み、病気や健康の管理だけではなく生活支援や地域活性化にも力を注ぐ看護師、いわゆるコミュニティナースです。住民と繋がり、住民に明確な役割を持ってもらい、住民主体で地域が動くよう流れを作ることがコミュニティナースの役割です。

 

 

シンポジストの皆様のご発表に引き続き、佐渡市副市長、元北海道・厚生局長の藤木則夫先生にご登壇頂きます。厚生労働省の要職を歴任された立場、および佐渡市副市長の立場から発言・助言を頂きます。

 

 

当日は、地域包括ケアシステム構築へのヒントを是非持ち帰ってください。