地域医療研究会in魚沼 解説2

 

 

 

 

大会長 黒岩卓夫

第2信では、私の知っている登壇する人物の紹介をします。

 

①松本文六さん(基調講演の座長)

  当研究会の代表世話人です。目も口も顔も身体も大きい方です。この会は任意団体ですが、

歴史は御存知のように35年ほどのキャリアです。私が初代の代表世話人だったと思います。

  松本さんは九州大学出身の医師で、学生運動に励み、早めにお父上(医師)の後を継ぐ形で、

生地大分県で医療に取り組み、ユニークな総合病院をつくりました。

根性があり、勉強家ですね。政治も大好きです。

 

②大井玄さん(教育講演「老耄という恵」の講師)

大井さんは私の一級下ですが、学生運動を一緒にやったという関係ではありません。

緩和ケアや“痴呆老人の世界”といったテーマで私にとって大変気になる存在でした。

“「痴呆老人」は何を見ているか”(新潮社)という本を書いています。

認知症という言葉を使いません。仏教にも深くかかわっている方です。私も気持ちは同じです。

皆さん、自分で痴呆老人の見ている世界を想像してみて下さい。

今回の講演は“「老耄」という恵”が演題です。大いに期待しましょう。

読み方はロウモウ?オイボレ? 痴呆というもの、誰しもおそれている現実を恵とは?

どうでしょうか。

 

③今井重信さん(教育講演Ⅱの座長)

講師、大井玄さんと同級生です。

今井さんは整形外科ですが藤沢市に湘南中央病院をつくりました。

緩和ケア病棟もある都市・地域型の病院です。

 

④亀井克典さん(メインシンポ1の座長)

当会の事務局長です。医学部新卒で安藤親男さんと二人で大和病院に来てくれた貴重な存在です。その後諏訪中央病院などで勉強し、和歌山県の「白浜はまゆう病院」をつくりました。

今は名古屋で高齢者向けの事業も大規模に展開していますが、ハートは地域医療診療所派です。

慎重で果敢に進む力量を持っています。

 

⑤安藤親男さん(シンポジウム2の座長)

テーマ「病院と在宅をつなぐ~誰しもが自宅へ帰れる地域へ」

大和病院では外科でした。その後、諏訪中央病院から茅野市立の診療所所長になりました。

在宅にも関わっています。